カロリーアンサーコラム
黄昏 Beginning Communicate 第25回 2017年8月17日

とろけないプリンetc

はるか昔、厚顔(紅顔ではありません)の思春期に「前略おふくろ様」というドラマがあって、「サブ」という板前見習い(萩原健一)がお袋に宛てた手紙の独白を今でも思い出します。「アッ、そうすか!」という返し言葉、桃井かおりを呼ぶ時の「うみちゃん!」というセリフを真似たものです。

ちょっと前には「傷だらけの天使」という松田優作主演のドラマもあって、カルティエのライター(炎がMax)とか、仕草が架空の世界ではあるけれどヒロサキグラフティには多大なる影響を受けました。

前者は脚本が倉本聰で、後に「北の国から」では純(吉岡秀隆)にも「拝啓 恵子ちゃん」という手紙の独白を劇中で多用し、「~な訳で」という独白も流行りました。現在放映中の「やすらぎの郷」でも、菊村栄(石坂浩二)に独白をさせるという手法をとっています。(私、テレビの評論家ではありませんが)

そう言えば「6才のボクが大人になるまで」という洋画が、同じ俳優に12年間演じ続けさせたと話題になっていた記憶がありますが、「北の国から」が元祖ではないでしょうか。1981年から1年間を連続ドラマとして放映し、その後は数年刻みですが2002年の「遺言」まで実に21年です。小学校4年の純が青年になるまで、主要なキャストも変わらずですから凄いですね。

蛍が、今生の別れを知りつつも母親に甘えられず、対岸から汽車を追いかけて走るシーンは、今思い出しても傑出した演出だったと思います。

さて、本題です。ついに極めました!とろけないしっかりしたプリンの作り方ですよ。

色々なレシピを参考にしては、失敗は成功の元と信じて飽きるほど食べました。

プリンの材料
牛乳 500cc 335kcal
全卵 4個 364kcal
砂糖 70g 280kcal
バニラエッセンス 数滴 -

アルミ製のプリンカップ10個に分配すると、1カップあたり98kcalです。

次にカラメルソースの配合です。

カラメルソースの材料
砂糖 200g 800kcal
200cc+100cc -

こちらはプリンカップで15個分になるので、1カップあたり53kcal、プリン液と合計すると1カップあたり151kcalになります。

簡単なノウハウは次の通り。

ミルクパンのような鍋に牛乳+砂糖(A)を加えてかき混ぜ。(弱火で加温すると溶けやすい)

全卵は泡立てないようにミックスし、味噌濾し(茶漉しでは網目が細かすぎて卵液が濾せません)を通してAに加え丁寧にかき混ぜる(残ったドロドロの白身に新たに卵を2個加え玉子焼きも作る)。

カラメルは難しい。最初は浅いフライパンでやって失敗(弾けて怖い…火傷)したので、プリン液で使う様な深型の小さな鍋で水分を飛ばす(最初は強火で、ゲル状になる頃に弱火に…わき見していると焦げて煙が上がる)。色合いを見て判断しますが、濃い目だと苦みが増します。

何故だかよく分かりませんが、ゲル状になった頃に100ccの水を加えてカラメル液を緩くします。(この時バチバチと跳ねるので、深型の鍋でないと火傷やレンジ回りが汚れます)

私は大きなフライパンに水を2~3センチの深さまで張り、カラメルとプリン液を注いだプリンカップを一度に5個投入。

強火で3分グツグツさせた後にガスを消し、15分ほどそのまま放置。

グツグツ加温している時は、キッチンペーパーで覆いフライパン用の蓋をすると水滴がプリンカップに垂れません。

竹串を刺すとプリンの固さが分かるので、好みの堅さに調節し、後は冷蔵庫で冷やしたら完成でーす!Mゾフはだしですよ! 後にアルミカップからホーロー容器に替えたのですが、熱伝導率が違うので竹串での確認は欠かせません。(加熱時間が長すぎるとスが立ちます)

続く…。

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