どうやって使うの?かかる時間は?
はじめてカロリーアンサーを試してみました

カロリーアンサーとは何か?

こんにちは。HPを担当している斎藤です。
実は今まで、カロリーアンサーを使ったことも、見たこともありませんでした。

今までどおり他のスタッフに原稿を用意してもらうこともできます。理屈や評判から便利な装置であることは分かります。ですが、自分自身でカロリーアンサーを理解して記事を書けるようになれば、購入を検討されている方にとってより有益な情報をより的確にお伝えできると考えました。

何より実際に触ってみたいという好奇心があります。ですので、今後は自分でカロリーアンサーを使って理解を深めながら、HPの記事を作っていきたいと思います。

今回は、初めてカロリーアンサーを使う初心者の立場から正直な感想を記事にしてお届けします。

なお、私は普段パソコンを使った仕事ばかりしているので、食品を扱う仕事をしている方とは感じ方や理解が異なることをご了承ください。

何を測定するか?

測定対象① カロリーメイト

測定対象① カロリーメイト

まず、すぐに思い浮かんだのはカロリーメイトです。

なんとなくなのですが、カロリーをはじめとした栄養量を測定するサンプルとして適切である気がしました。
(聞いてみたところ、カロリーアンサーの営業スタッフも、デモのサンプルとしてよく使っているそう。やっぱり同じことを考えますね。)

測定対象② 「秀吉」のお弁当

他に何を測定するか。夜ランニングしながら考えていました。

レシピからの栄養計算に比べたカロリーアンサーの利点は、レシピが分からない物を測定できることにあるんだよな。何かできあがってるけれど栄養表示のない物を測ってみようかな。。。「あっ! そうだ!」

測定対象② 「秀吉」のお弁当

思いついたのは、新宿区余丁町にある「秀吉」というお店です。

「秀吉」は各種定食やお弁当・おにぎりを提供しているのですが、ベースがお米屋さんなのでご飯がとても美味しいのです。その美味しいご飯は「白米」と「十五穀米」から選べる上に、おかずもバラエティと量に富み、おまけに安い! 実は私は毎日のようにここでお昼をいただいており、大変お世話になっています。

普段プライベートでお世話になっているところに「仕事で取り上げさせて欲しい」とお願いしに行くのはなかなか勇気がいったのですが、快くOKをいただきました。ありがとうございます。

いつも食べている「生姜焼き定食」と「ミックスフライ定食」。今回の実験で初めて弁当としてテイクアウトしました(みそ汁も)。

毎日どれだけのカロリーを摂取しているのかとても気になります。

さて、これで測定対象が定まりました。

当日の測定場所

実験は東京日本橋にある弊社ショールームで行いました。

ご希望の方にはショールームでデモを行っています。お気軽にお問い合わせください。場所によっては、実機をお持ちしてご希望の場所でデモすることも可能です。

測定当日─用意した物

測定対象と主な機材

用意したものは以下の通りです。

機材(カロリーアンサー)

機材(塩分測定)

  • 塩分計
  • 精製水
  • カップ
  • ペーパー茶こし
  • 乳鉢
  • 乳棒

機材(その他)

  • パソコン
  • ミキサー
  • キッチンスケール
  • ボール
  • スプーン
  • スポイト
  • その他(ビニール手袋など)

測定対象

  • カロリーメイト
  • 生姜焼き定食(白米)
  • 生姜焼き定食(十五穀米)
  • ミックスフライ定食(白米)
  • ミックスフライ定食(十五穀米)
  • 味噌汁

お弁当はご飯とおかずを混ぜた状態でも測定できるのですが、ご飯とおかずの数値を分けて知りたかったので、今回は分けて測定しました。

よって測定する検体は以下の通りです。

番号検体
01カロリーメイト
02生姜焼き弁当の“十五穀米”
03生姜焼き弁当の“おかず”
04生姜焼き弁当の“白米”
05生姜焼き弁当の“おかず”
06ミックスフライ弁当の“十五穀米”
07ミックスフライ弁当の“おかず”
08ミックスフライ弁当の“白米”
09ミックスフライ弁当の“おかず”
10みそ汁

※各検体は測定ポイントを変えて3回測定を行い平均を取りました。詳しくは後述します。

検体01 カロリーメイト

本日の流れ
最初のカロリーメイトで営業スタッフから測定手順を学び、残りのお弁当と味噌汁を自分で測定します。

検体01 カロリーメイト

というわけで、まずはカロリーメイトです。

カロリーアンサーによる測定手順(ざっくり)

  1. ①検体の計量
  2. ②検体の粉砕(ホモジナイズ・均質化)
  3. ③検体をセルに詰める
  4. ④測定モードの選択
  5. ⑤基準セルで基準合わせ
    (実務上は①~③の間にしかけておきます)
  6. ⑥検体セルをカロリーアンサーで測定

※固形物の手順です。液体に関しては最後にみそ汁測定のところで説明します。

写真で実際の手順を紹介します。

カロリーメイトの計量

検体(カロリーメイト)を計量します。

カロリーメイトを砕いている様子

検体を手で軽く砕いてから、クッキングカッターで粉砕(ホモジナイズ・均質化)します。

粉砕したカロリーメイト

ここまで粉砕しました。

粉砕(ホモジナイズ・均質化)した検体をセルに詰める様子

粉砕(ホモジナイズ・均質化)した検体をセルに詰めます。

「基準セル」で基準を取る

(上記作業の間に、「基準合わせ」をしておきます。測定モードを選択して、「基準セル」という物をカロリーアンサーに入れて、[スタート]ボタンを押せば基準合わせできます。基準セルのことはよく分からないのですが、測定1回ごとに基準合わせ(リセット)する必要があるそうです。)

検体をカロリーアンサーへ入れて測定開始

さて、基準セルによる基準あわせが終わったら、検体を詰めたセルをカロリーアンサーにセット。

[スタート]ボタンを押せば測定スタート! 3分前後待つと測定結果がでます。
(測定モードは「菓子類(スナック)」でした。)

測定した値はソフトへ取り込まれます

測定した値は、カロリーアンサーに接続したパソコンのソフトへ自動的に集計されています。

今回はより正確な測定をするために、検体を詰めたセルを3回(3箇所)測定して平均値を取りました。

  • 基準セルで基準合わせ
  • 検体を詰めたセルをセット、1箇所目を測定
  • 基準セルで基準合わせ
  • 検体を詰めたセルの向きを変えてセット、2箇所目を測定
  • 基準セルで基準合わせ
  • 検体を詰めたセルの向きを変えてセット、3箇所目を測定

測定箇所のイメージ
測定箇所のイメージ

塩分について

ところで、カロリーアンサー自体で測定できるのは、以下の7要素です。


  • カロリー(熱量)
  • たんぱく質
  • 脂質
  • 炭水化物
  • 水分
  • アルコール分(本日の実験には関係なし)

「塩分量(食塩相当量)」についてはオプションの塩分計を用いて別に測定する必要があります。
※カロリーアンサーのソフトと塩分計は連動しています。塩分計で測定した値は、上述したカロリーアンサーの測定結果(パソコンソフト)に自動で取り込まれます。

塩分量の測定手順

精製水を加える

カロリーアンサーによる測定で使った検体の粉砕物を乳鉢に入れ、精製水を加えながら

乳棒ですりつぶす。

乳棒ですりつぶします。

ペーパー茶こしで漉す

ペーパー茶こしで漉して、抽出液のみとする。

抽出液に塩分計を差し込んでボタンを押せば塩分量を測定

抽出液に塩分計を差し込んでボタンを押せば塩分量を測定できます。
測定された値はカロリーアンサーのソフトに反映されます。

2020年8月29日追記

写真の塩分計は古い機種です。現在は別の塩分計になっています。

測定結果と感想(検体01 カロリーメイト)

100gあたりの測定値

検体名 3回目 2回目 1回目
カロリー[kcal] 504 505 506
たんぱく質[g] 10.2 9.9 10.1
脂質[g] 28.1 28.3 28.4
炭水化物[g] 52.4 52.8 52.6
ナトリウム[mg] 512
塩分[g] 1.3
水分[g] 7.7 7.9 8
  • ※「ナトリウム」と「塩分」は、1回だけ測定しました。

カロリーアンサーによる計測値は100gあたりの値ですが、任意の重量を入力することで、「検体100gあたりの値」←→「任意重量あたりの値」を随時切り替えることができます。

今回最初に計量したカロリーメイトの総量が80gでした。これはカロリーメイトの箱裏に書いてある栄養成分表示の条件と同じなので比較することができます。

実際の検体総量である80gあたりの測定値

測定値 誤差
カロリー 404 kcal +1.0%
たんぱく質 8.1 g -3.6%
脂質 22.6 g +1.8%
炭水化物 42.1 g -1.4%
ナトリウム 409 mg +10.5%
塩分 1.0 g -
水分 6.3 g -
  • ※測定値3回の平均をとり、80gあたりの値を求めました。
カロリーメイト裏面の栄養表示

食品表示法による誤差の許容範囲±20%に十分収まるよい数値が出ました。

検体02 生姜焼き弁当の“十五穀米”

生姜焼き弁当(十五穀米)

ここからは、たまに質問させてもらう以外は私自身で作業していきます。カロリーメイトを使って説明してくれた営業スタッフには、写真撮影をお願いしました。

さて、私が初めて一人で扱う検体は「(検体02)生姜焼き弁当の“十五穀米”」です。

  • ※弁当は「おかず」と「ごはん」を一緒にそのまま粉砕・測定してもOKとのことでしたが、私が「おかず」「白米」「十五穀米」それぞれの数値を知りたかったため、分けて測定しました。
生姜焼き弁当(十五穀米)の計量

まずは計量。

生姜焼き弁当(十五穀米)の粉砕

続いてクッキングカッターで粉砕! と行きたいところなのですが、すぐに団子状になってクッキングカッターの刃の上を転がり出してしまいます。そのたびに刃の当たる位置に押し戻して、を何度か繰り返しました。

粉砕した生姜焼き弁当(十五穀米)をセルへ詰める

確認したところ、ご飯は細かく粉砕しなくても測定できるそうなので、ある程度クッキングカッターを回したら検体をセルに詰め、カロリーアンサーで測定しました。
(測定モードは「穀類(200kcal未満)」でした。)

検体セルの3箇所を測定してから、塩分計で塩分を測りました。

測定結果と感想(検体02 生姜焼き弁当の“十五穀米”)

検体名 3回目 2回目 1回目
カロリー[kcal] 168 165 161
たんぱく質[g] 2.7 2.7 2.6
脂質[g] 0.8 0.9 0.8
炭水化物[g] 38.2 37.3 36
ナトリウム[mg] 160
塩分[g] 0.4
水分[g] 58.2 59.6 59.7
  • ※100gあたりの値です
  • ※「ナトリウム」と「塩分」は、1回だけ測定しました。

どこまで粉砕すればよいのか確信が持てなかった以外は、本当に簡単でした。

検体03 お弁当1つめ、生姜焼き弁当の“おかず”

次は「(検体03)生姜焼き弁当の“おかず”」です。

生姜焼き弁当の“おかず”の計量

やっぱり、まずは計量。

生姜焼き弁当の“おかず”を粉砕する 粉砕した生姜焼き弁当の“おかず”

続いて粉砕。これは何の問題もなく粉砕できました。

粉砕した生姜焼き弁当の“おかず”をセルへ詰める

セルに詰めて測定します。測定モードは「調理加工食品類」でした。

これも検体セルの3箇所を測定してから、塩分計で塩分を測りました。

測定結果と感想(検体03 お弁当1つめ、生姜焼き弁当の“おかず”)

検体名 3回目 2回目 1回目
カロリー[kcal] 241 241 237
たんぱく質[g] 7.8 9.7 8.3
脂質[g] 18.2 17.7 18.3
炭水化物[g] 11.5 10.9 9.9
ナトリウム[mg] 630
塩分[g] 1.6
水分[g] 61.7 62.5 63.6
  • ※100gあたりの値です
  • ※「ナトリウム」と「塩分」は、1回だけ測定しました。

簡単でした。

検体04 ~ 09 残りのお弁当

次からしばらくは、以下の検体で同じことを繰り返したので中略します。

  1. (検体04)生姜焼き弁当の白米
  2. (検体05)生姜焼き弁当のおかず
  3. (検体06)ミックスフライ弁当の十五穀米
  4. (検体07)ミックスフライ弁当のおかず
  5. (検体08)ミックスフライ弁当の白米
  6. (検体09)ミックスフライ弁当のおかず

検体10 みそ汁

みそ汁

最後に測定するのは、お弁当につけてもらった「(検体10)みそ汁」です。初めて「液体」を測定するので、営業スタッフに指示を受けながら行いました。

固体用セルと液体用セル

具はそれほど入っていなかったため、みそ汁の汁のみを測定対象としました。ですので粉砕は行わず、汁を液体用のセルに入れて測定します。

なお注意点としては、味噌汁は時間をおくと味噌が分離してしまうので、みそ汁を混ぜて→セルに入れて→測定を手早く行う必要があります。

カロリーアンサーによる「液体(みそ汁)」の測定手順

みそ汁の計量

まずは計量。

透過測定のための基準を取る(写真は反射測定のもの)

測定モードで「味噌汁」を選択し、何も入れずに[スタート]ボタンを押す(液体の測定=透過測定では、基準セルを用いずに基準合わせをを行います。写真は反射測定のものなので、基準セルが入ってしまっています)。

みそ汁をセルに入れる

よく混ぜたみそ汁を、スポイトを使って手早く液体用セルへ入れ、カロリーアンサーへセットして[スタート]ボタンを押せば測定スタート。3分弱で測定が完了します。

※つまり、液体の計測方法が固体の計測方法と違うのは以下の2点です。

  • 液体用セルを使う
  • 基準セルを使わずに(何もセットせずに)基準合わせを行う

測定結果と感想(検体10 みそ汁)

検体名 みそ汁3回目 みそ汁2回目 みそ汁1回目
重量 100 100 100
カロリー[kcal] 10 13 13
たんぱく質[g] 0.5 0.7 0.8
脂質[g] 0.4 0.3 0.6
炭水化物[g] 1.2 1.9 1.2
ナトリウム[mg] 430
塩分[g] 1.1
水分[g] 96.9 96 96.6

液体を測定したのは初めてだったのですが、分離しないように急ぐ以外は個体よりも簡単で楽でした。

測定値まとめ

それでは通した測定結果です。

  • ※100gあたりの値です。
  • ※1検体につき、3回ずつ測定して平均を取りました。

検体01 カロリーメイト

※測定モード:菓子類(スナック)

検体01 カロリーメイト
カロリー 505 kcal
たんぱく質 10.1 g
脂質 28.3 g
炭水化物 52.6 g
ナトリウム 512 mg
塩分 1.3 g
水分 7.9 g

検体02 生姜焼き弁当の“十五穀米”

※測定モード:穀類(200kcal未満)

検体02 生姜焼き弁当の“十五穀米”
カロリー 164.7 kcal
たんぱく質 2.7 g
脂質 0.8 g
炭水化物 37.2 g
ナトリウム 160 mg
塩分 0.4 g
水分 59.2 g

検体03 生姜焼き弁当の“おかず”

※測定モード:調理加工食品類

検体03 生姜焼き弁当の“おかず”
カロリー 239.7 kcal
たんぱく質 8.6 g
脂質 18.1 g
炭水化物 10.8 g
ナトリウム 630 mg
塩分 1.6 g
水分 62.6 g

検体04 生姜焼き弁当の“白米”

※測定モード:穀類(200kcal未満)

検体04 生姜焼き弁当の“白米”
カロリー 162 kcal
たんぱく質 2.5 g
脂質 0.6 g
炭水化物 38.1 g
ナトリウム 160 mg
塩分 0.4 g
水分 59.9 g

検体05 生姜焼き弁当の“おかず”

※測定モード:調理加工食品類

検体05 生姜焼き弁当の“おかず”
カロリー 254.3 kcal
たんぱく質 9.8 g
脂質 19.2 g
炭水化物 10.5 g
ナトリウム 630 mg
塩分 1.6 g
水分 60.5 g

検体06 ミックスフライ弁当の“十五穀米”

※測定モード:穀類(200kcal未満)

検体06 ミックスフライ弁当の“十五穀米”
カロリー 161.7 kcal
たんぱく質 2.7 g
脂質 0.8 g
炭水化物 36.9 g
ナトリウム 160 mg
塩分 0.4 g
水分 59.5 g

検体07 ミックスフライ弁当の“おかず”

※測定モード:調理加工食品類

検体07 ミックスフライ弁当の“おかず”
カロリー 267.3 kcal
たんぱく質 7.9 g
脂質 18.5 g
炭水化物 17.2 g
ナトリウム 550 mg
塩分 1.4 g
水分 56.3 g

検体08 ミックスフライ弁当の“白米”

※測定モード:穀類(200kcal未満)

検体08 ミックスフライ弁当の“白米”
カロリー 164.7 kcal
たんぱく質 2.5 g
脂質 0.7 g
炭水化物 38.5 g
ナトリウム 120 mg
塩分 0.3 g
水分 58.9 g

検体09 ミックスフライ弁当の“おかず”

※測定モード:穀類(200kcal未満)

検体09 ミックスフライ弁当の“おかず”
カロリー 239 kcal
たんぱく質 7 g
脂質 10.8 g
炭水化物 28.3 g
ナトリウム 590 mg
塩分 1.5 g
水分 53.9 g

検体10 みそ汁

※測定モード:味噌汁

検体10 みそ汁
カロリー 12 kcal
たんぱく質 0.7 g
脂質 0.4 g
炭水化物 1.4 g
ナトリウム 430 mg
塩分 1.1 g
水分 96.5 g

自分のカロリー摂取量を目の当たりにして

「ご飯」も「十五穀米」も、カロリーにほとんど差がありません。はやりの“糖質(炭水化物)”についても同様に差はありません。そのほかの成分についても、カロリーアンサーで測定できるものについてはほとんど違いはありませんでした。ですので、この結果からは何も判断できません。あえて言うなら、カロリーアンサーで測定できる成分以外については十五穀米の方が多様だと思うので、これからは十五穀米を選択しようと思います。

意外だったのは、「生姜焼き」と「ミックスフライ」の差です。油物である「ミックスフライ」の方が断然カロリーが高いと予想していたのですが、あまり違いはありませんでした。“脂質”もほとんど変わりません。
(「生姜焼き」と「ミックスフライ」そのもの以外のおかずも多く含んだ上での結果です。)

ただし、“100gあたり”の“カロリー”があまり変わらないとはいえ、そもそもの盛り付けは100g以上多いです。さらに、「生姜焼き」と比べて「ミックスフライ」は“糖質(炭水化物)”は1.5倍以上。ですので、やはり「生姜焼き」よりも「ミックスフライ」を毎日食べている方が太りやすいということですね。

生姜焼き弁当(十五穀米)

生姜焼き弁当(十五穀米)
重量 446 g
カロリー 889 kcal
タンパク質 23.0
脂質 39.2
炭水化物 111.4
ナトリウム 1.7
塩分相当量 4.3
水分量 271.0

生姜焼き弁当(白米)

生姜焼き弁当(白米)
重量 458 g
カロリー 941 kcal
タンパク質 23.8
脂質 42.8
炭水化物 115.0
ナトリウム 1.8
塩分相当量 4.5
水分量 275.5

ミックスフライ弁当(十五穀米)

ミックスフライ弁当(十五穀米)
重量 590 g
カロリー 1305 kcal
タンパク質 31.1
脂質 63.5
炭水化物 152.3
ナトリウム 2.2
塩分相当量 5.7
水分量 340.4

ミックスフライ弁当(白米)

ミックスフライ弁当(白米)
重量 619 g
カロリー 1273 kcal
タンパク質 27.4
脂質 38.8
炭水化物 203.4
ナトリウム 2.3
塩分相当量 5.9
水分量 347.5

これからの昼食選び

「ミックスフライ」が美味しいと思ったのは、「秀吉」がはじめてでした。「太るんじゃないかな」と思いながらもついそればかり注文していたのですが、これからは、普段は「生姜焼き定食」、良く体を動かせているときは「ミックスフライ定食」を注文しようと思います。

「油物は太りやすい」という当たり前の結果ではあるのですが、自分が普段食べているものの具体的な数値を見せられると、想像以上の説得力がありました。

まとめ

カロリーアンサーの操作は、本当に簡単でした。ただ、「測定モード」と「粉砕程度の判断」は難しいと感じました。

「測定モードの選択」について。

カロリーアンサーは、正確な測定をするために検体に応じたモードを選ぶ必要があります。

今回は近くに営業スタッフがいたため、都度最適な測定モードを聞くことができたのですが、自分一人だと分からないと思います(おそらくこれだと思う測定モードは見つけられても確信が持てない)。

実際の現場では決まった種類の検体を測定することが多いと思いますが、新しい種類の測定をするときはきっと戸惑うでしょう。

測定モードについてはハンドブックがついているし、お問い合わせいただければ弊社の営業スタッフが随時お答えするようにはなっていますが、より早く自信を持って測定モードを判断できる何かが必要だと感じました。

「粉砕程度」について。

検体は測定前にクッキングカッターで粉砕(ホモジナイズ・均質化)するのですが、どこまで細かくすれば良いのか分かりませんでした。

この粉砕程度については、振り返って見ればだいたいで良かったのだなと思えますし、1検体につき3回(3箇所)測定して平均も取ったので、それほど気にしなくても良いかとは思います。

ですが、慣れないうちは不安だと思います。

追記

どの程度粉砕する必要があるのか、開発者に確認しました。

  • 基本的に、五ミリ四方程度になればOK。
  • 注意が必要な物は揚げ物等の油分・脂質が多い物。油を含んだパン粉や衣は、ペースト状になるまですり鉢等で粉砕する。

かかった時間について

計測をスタートしてから完了するまで、「10検体」で「5時間」。写真撮影しながら休まず作業していたのでとても疲れました。

1検体につき30分と考えると、まあそんなものかなと思いますが、やはりもっと早くできるに越したことはないと思います。

今回の測定では、通常と比べて以下の要素があったので余計に時間がかかりました。

  • 使い方の説明時間
  • 初めて使うぎこちなさ(ただしすぐ慣れた)
  • 写真撮影

そして何よりも時間を取られたのは、洗い物の時間です。測定が終わるたびに、使った「クッキングカッター」「スプーン」「皿」「セル」等を洗って次の測定に望むのですが、とにかくこの皿洗いの時間が最大のボトルネックでした。

器具を複数揃え、最後にまとめて洗えばよいという体制にすれば、格段に時間が短縮できると思いました。

はじめてのカロリーアンサー体験を終えて

“操作は簡単”とは聞いていたのですが、想像していたよりもさらに簡単でした。電子レンジの操作をさらに簡単にしたと考えるとちょうど良いでしょう。測定モード選択の概念についても、電子レンジで温めモードがいろいろ選択できることに似ていると思います。

今回の測定対象は、毎日自分が食べているものということもあり、とても興味を持って取り組むことができました。

自分の生活と密接に関係した分からないことがらが分かるようになるというのは、とても面白い体験でした。測定している最中も、次はあれを測定してみたいというアイデアが次々にわいてきました。

今後も引き続き、興味のあるものを測定しながらカロリーアンサーの理解を深めていこうと思います。

「秀吉(ひできち)」について

今回の実験対象としてとりあげたお弁当は、私 斎藤が毎日のように通っている「秀吉」さんで購入しました。

「秀吉」はそもそも お米屋さんなのですが、各種定食、お弁当、おにぎりも提供しています(食べログでは「おにぎり屋秀吉」となっていますね)。

何年も前から、イートインの形体を色々変えては何度もチャレンジしているのを見てきました。

ここに来て自分以外のお客さんが増えてきてしまい、お昼時に座れないことが増えてきたので嬉しいやら悲しいやら。

今までは、見た目があまりにもお米屋さんなので、イートインで定食が食べられるってことに気がつかれなかったのだと思います。美味しくて、種類が豊富で、安い。気がつかれてしまえば当然人気が出ますよね。

人気が出る以前から多くのファンがいたようで、六本木の方のテレビ局や、遠方の警察署まで大量の弁当を配達に行っているようでした。美味しいお弁当が食べたい方は、ぜひ一度ご注文してみてください。

なお、ずっと「秀吉(ひでよし)」だと思っていたのですが、今回の件で相談した際に「秀吉(ひできち)」だと知りました。。。

名称新宿 秀吉(ひできち)
住所東京都新宿区余丁町14-1
アクセス都営新宿線曙橋駅A2出口より徒歩5分
都営大江戸線若松河田駅河田口より徒10分
電話番号03-6380-4977
メールアドレスinfo@shinjukuhidekichi.com
営業時間10:00~19:00 平日
10:00~17:00 土曜
定休日日曜、祝日
駐車場なし(近隣にコインパーキングあり)
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