カロリーアンサーコラム
黄昏 Beginning Communicate 第26回 2017年8月26日

休暇(盂蘭盆会)

37度の東京から逃げ出すように新幹線に飛び乗り、3時間20分後に降りた新青森駅は雨で気温が24度。きっとこうだ、と予感が働き、暑いのを我慢して長袖を着てきた甲斐がありました。

再会した家内いわく、「寒いべ?ねぷた祭りの間は雨にも当たらず、天気に恵まれたけれど終わった途端こんな天気になったの。エアコンが壊れて修理に来て貰ったけど、治ってから使う機会が無いの…ハハハハ」!

そんなことよりも、車中で読んだトランヴェールの記事が気になって電話番号まで控えてきました。円空(という和尚)が彫った仏像の記事中にあった、ウニ満載の丼ぶりの写真が頭から離れません。

翌日、早速電話して、ウニ丼定食を予約しました。

当日は10時ちょっと前に出発。私と家内、末娘に孫を加えた4人でドライブです。1時過ぎに着く予定が、むつ市内の事故と大雨によって大渋滞に巻き込まれ、結局着いたのは3時でした。

下北半島の佐井村という場所ですが、仏ケ浦で有名です。途中、北限の猿と遭遇し(道路端のガードレールなどに座っています)、親子猿(母猿が子猿を抱いています)などが雨中の退屈な景色を和ませてくれました。

2時間遅れを詫びながら入店しました。

お婆さんと娘さんっぽい(私と同世代か)女性の二人で切り盛りしているようすです。メニューを見て新幹線で見た雑誌の通りと納得、私と娘は「ウニ丼定食」、家内は鮑が半分載っている「二色丼」、孫娘に(実は私と娘用)「特製ラーメン」、そして定番の生ビール(出てきたのは缶ビールでしたが)を注文しました。

それから5~6分後でしょうか、「お待ちどう様でした」と運ばれてきたお盆を見て絶句!ドンブリのご飯が見えないほどウニが満載!

ウニ丼定食
ウニ丼定食(1,500円)

日当たりの良い山の斜面にはゼンマイなどが生えますが、海の中にも崖のような斜面があり、そこにはキタムラサキウニや海鞘が生息しています。学術味覚研究用によく採取したものです。鮑はさらに岩場のすき間や陰に密着しています。旬の獲りたて、口福を呼ぶ甘さは知り尽くしておりますから、一口ほうばるとミョウバンもアルコールも使っていない新鮮さがよく分かります。

小鉢の海鞘も旬ですから、肉厚で美味い事びっくりでした。

何よりも会計が驚きでした。総額5940円ポッチです、なんとウニ丼定食は1,500円です! 気温は17度でしたが財布の中は暖かな一日でした。

店名などはお店との約束で公開出来ませんが、興味のある方はメールで問合せしてくれたらお教えしますよ!

帰り際には、私と同じように新幹線の記事を見て来店した4人が、私たちと全く同じメニューを注文し、感動の写真撮りまくっていました。

さて、写真がウニ丼定食の全景ですが大よそ、550kcal前後になります。ハアー美味かった!

続く…。

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