カロリーアンサーコラム
黄昏 Beginning Communicate 第3回
2016年7月19日
秘密の食事① A子の場合
我が社で唯一の女性に食事の事情を聞いてみた。
どういう食事をしているの?
「自宅で料理するのはご飯くらいかな。」
じゃあ、惣菜はもっぱら出来合いで我慢?
「はい。マンションの狭いキッチンで汚れを気にしながら慌ただしく料理するより手間も時間も省けるし、出来立てを美味しく私の食べたい量だけ買えるから助かる。」
どこで買っているの?
「普段はスーパー、遅い時間はコンビニ、デパ地下は金曜日、商店街は土日に探検してます。」
そのココロは?
「雰囲気的には食のテーマパーク巡りっていうか、メニューの豊富さ、健康バランス、カロリー表示、効き目とかルーツや期限なんかを気にしながら自分の欲求を探しているって感じかな。」
値段は?
「もともと個食だから気にしていません。それより体にいいとか優しいとか、食べたことのないメニューに惹かれます。多少は減塩とか低脂肪を意識しつつ。最近は天然のお出汁をとった和惣菜とか、おからや野菜中心のヘルシーメニューにも興味はあるけど」
けどって?
「本音を言うと、美味しいものをおなか一杯に食べたい気持ちはある。でも、弁当や寿司とかサラダ、揚げ物はどこの店も同じ。そこそこ美味しいことも、見た目も量も。」「無理に脂肪や糖を抑えた食事って、今どきは病院食だって美味しさをもっと追及していると思う」
不満もあるの?
「不満というか、地産地消や地域戦略とか差別化ってアピールしているけど、調査会社のレポートを読んだところは全部同じ戦略と品揃えで役所みたい」
何か考えてる?
「水産庁がファストフィッシュのコンテストをやってて全国のプロが新しい商品を応募しているけど、スタンダードになった商品って少ないの。だからコンビニのから揚げカップのようなメニューを考えています」
続く…。