カロリーアンサーコラム
黄昏 Beginning Communicate 第33回 2018年3月9日

今年は2月の半ばを過ぎても目にも鼻にも症状が現れなかったので、てっきり花粉への耐性が備わったと、糠喜び。

四国への旅に際し、相棒と岡山駅で待ち合せたのだが、マスク姿を見て「風邪でも引いたの?」「いえ、花粉で鼻がぐずるもので」「ほう、それは気の毒、つらいね」と。この時、まさか数時間後に鉄板の症状が始まるとは露とも思わず。

鈍行特急に一時間ほど乗っていると、ここは長野だろうか?車窓から見える山越えの景色とトンネルの多さ。そういえば昔、龍馬さんは山越えして伊予に向かったのだなと思い出しながらも「やけに杉林が多いな」と心の中で予兆を怖れていた。以降の事は書くまい、花粉症の諸症状オンパレードである。

津軽では雪がしんしんと降り積もる真冬なのに、ここは5時を過ぎても西の空の上に太陽があるではないか。雪かきの苦労を思い出し、心の底から羨ましいと思った。

大阪では、実務経験の少ないスタッフから栄養計算の複雑さを解消する方法がないかと相談を受けました。勿論、カロリーアンサーの即時性は褒められましたが、目の前にある料理のカロリーを概算でぱっと出したいとのこと。かなりアバウトかも知れませんが私が編み出した、一子相伝の方法を教えましょう。

目の前にある食品のカロリー(概算の概算ですが)を手っ取り早く知る方法として、まずは重さを推定します(これは訓練することで大凡の推定が簡単に出来るようになります)。

あとは大雑把に食品を分類します(例えば、ハンバーガー、寿司、天ぷら、ご飯付きの定食や弁当というふうに)。

  • [ハンバーガー類] 推定した重さに2.4kcal~2.8kcalを掛けます(プレーンが2.4kcalでベーコンやチーズが加わると2.8kcalを採用)
  • [寿司類] 1貫あたり25gとして貝類やイカ・タコ・普通のネタは2.2kcalを掛け脂っこいネタ(トロ、ブリ、イクラ、鰻などは3.0kcalを掛けます
  • [かき揚げや天ぷら類] 大凡の重さに2.0kcal~2.8kcalを掛けます(天麩羅近Dだと1.8kcal前後 究極の吸油率だと思います…衣の粘性や油温、揚げ時間が私とは雲泥の差です)

続く…。

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