カロリーアンサーコラム
黄昏 Beginning Communicate 第30回 2018年1月21日

新年明けましておめでとうございます、黄昏のお愉しみ『せごどん』がいよいよ始まりました。『おんな城主 直虎』もなかなかでしたが、戦国時代、合戦に明け暮れていた侍は一体どれくらいの飯を食べていたのだろうと思って調べると面白い事がいっぱい!

命懸けだとか主君の為という大義とは別に、食い扶持の確保的な意味合いもあったのかも知れません。1日五合を2回に分けて食べ合戦に挑んだようです(現在は朝晩で二合も食べません)。普段は口にする事のない銀シャリを腹いっぱい食べられるからなのか、小さな子供まで連れて来られて雑兵の募集係が困ったとか。父親の言い訳が抜群です(「将来、お家の為に間違いなく役立つからメシを食わしてくんろ」)。エネルギーの大半は米から摂取していたようです。ちなみに、ゾウはあの巨体を維持する為に、200~300kgもの草を21時間延々と食べ続けながらサバンナを移動するそうです。

肉はといえば、日本では、仏教が伝来してからは特に肉食が戒められたのですが、名を変えて密かに食べ続けていました。井伊家が徳川に牛肉を献上していたのは有名な話ですね。

それにしても日本人の優雅な想像力と風流さには感心します。イノシシ肉を「牡丹」、馬肉は「桜」、犬は「千代」、ウサギを「一羽」(四つ足ですが二本足で跳ぶことから)、鹿は花札の10月に紅葉と一緒に登場する事から「紅葉(もみじ)」と呼び、鶏肉は柏の葉に似ていたことから「柏(かしわ)」と呼ぶのだそうです。徳川の将軍様はなんと鶴が好物であったとか、面白いですね。

腹を空かせたライオンと大食いタレントを競わせる事をTV局に提案していますが、どちらが大食いでしょう?
(もちろん、カロリーアンサーで実測したカロリーベースで)

続く…。

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